BLR-TX4M レビュー

BLR-TX4Mを買ってきました。
カタログでわかることはそちらを見てください。
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/catalog/item/b/blr-tx4m/index.html
なお、この文章は初出荷分のBLR-TX4M Ver.1.00に基づいて書かれています。
現状と異なる可能性等を勘案しながら読んで下さい。

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まず、やはりZyXEL社のOEMか否かが一番知りたかったところです。 (必ずしもZyXEL社のOEM製品が良い訳ではありません。 某I社へOEM供給したルータのファームウェアはかなり批判されていました。 某I社とZyXEL社のどちらが悪いのかはわかりませんし、 自分で使ったわけではないのでその批判が的を得ているのかどうかもわかりません。 Prstige3XXシリーズやBLR-TX4Lはよい製品であったことは周知の事実でしょう。 というわけで、BLR3-TX4Lの上位機種と予想されたBLR-TX4Mの発売を心待ちにしてました。 随分待たされました。) 結論はといいますと以下のとおり。 →答えが出ました。完全にNoでした。(May 23rd, 2003) ほぼNoです。まだ完全にNoとは言いきれません。 Prestige 31XやPrestige 30Xとは、configuration fileの形式が全く違いました。 autoexec.netの内容は確認できませんし、サイズが131,104byteと大きかったです。 LAN側23/TCP,161/UDP,21/TCP等があいてません。 (1〜9999/TCPまでポートスキャンをしてみてあいていたのは80/TCPのみでした。 どなたかこの続きを試して下さいませんか?私はもうやる気が失せてますので(笑) また、BLR2-TX4Lでポートをあける場合 TCPとUDPは区別できませんでしたが、BLR-TX4Mは区別が可能です。 分解してみても直感に過ぎませんが違う気がします。 ファームウェアのバージョンが1.00ということ、 設定初期化スイッチをたった1秒押しただけで設定が初期化されること、 ヒートシンクなどの熱対策が一切施されていないこと、 DHCPクライアントにTX4Lシリーズのような不具合がないことなどからも違うのかなぁと思わせます。 また、パッケージを良く見ると、 パッケージに表記されている製造社名の拡大 "MADE IN JAPAN"の文字列が…。 OEM製品ではなく、メルコの自社製品なのでしょうか? いずれにしろメルコがUPnP対応の新ファームウェアを公開した時に答えがはっきりしそうです。 ZyXELからのOEMであれば必ずファームウェアに署名がされているはずですから。 色々何を書こうか考えていたのですが、出鼻をくじかれてしまいました。 当サイトで扱うべき品ではなかったわけですし。 とりあえず、Top pageにて予告してしまったのでレビュー記事は書きます。 まずは、パッケージ。 パッケージの表 パッケージの裏 パッケージの裏の一部分の拡大 Land attachは、Land attackの間違いでしょうか? googleで検索した時のhit件数で判断したのですが、 少し自信ないです(^^; 次に、設定(Yahoo!BBユーザーの場合)。 BLR-TX4Mの設定をする前に1つ作業。 http://bb.softbankbb.co.jp/support/tech/trouble_shoot/020.php を見て作業しておきましょう。 Reachの方はIPアドレスの解放のみでokです。 まずは、http://192.168.11.1にアクセス。 ユーザー名はroot、パスワードは何も入力せずにログイン。 すると、 設定画面 Top デザインはいいですね。 ADSLをクリックしました。 設定画面 ADSL会社の選択 そして、Yahoo!BBをクリックしました。 設定画面 DHCPサーバ機能が有効に 進むをクリックすると 設定画面 接続確認 しばらくすると、 設定画面 接続成功 これで設定完了です。 BLR-TX4Mの目玉は、「不正アクセス検出」機能と実効スループット最大45Mbpsでしょう。 リーチDSLでルータを使っている私にとってスループット値はどうでもいいのでこれについては測定など省略。 パッケージを見てみると、ちゃんとIPマスカレードonでの測定値のようです。 BLR3-TX4Lの時はわざわざIPマスカレードoffの値で売ってましたよね…。 「不正アクセス検出」機能について検証してみました。 デフォルトの設定では、有効になってません。 設定画面のTop→アドバンスト→ネットワーク設定→不正アクセス検出で、 不正アクセス検出機能を使用するにまず設定しましょう。 「検出可能なDoS攻撃/スキャン」のリストの中で簡単に検証できるTCP null scanを例に。 http://www.pcflank.com/scanner1s.htm にてBLR-TX4MにTCP null scanをしてあげることができます。 ちゃんと検出されました。 ホップアップ表示されるわけではなく、ログが残るのみです。 少しもの足りないかな? Before 設定画面 不正アクセス検出機能 前 After 設定画面 不正アクセス検出機能 後 次にURLフィルタなるものを試してみました。 デフォルトでは使用しないになってますのでまず設定。 試しにwww.google.co.jpを設定してみました。 ちゃんとgoogleにアクセスすることができなくなってました。 パケットフィルタに関しては、LAN→WANしかできないようです。 (NBT と Microsoft-DS のルーティングだけ例外。) これはBLR2-TX4Lと同じなんですよね…。謎です。 WAN側IPアドレスの取得方法がDHCPの場合、MTUの最大値は1500でした。 LAN側DHCPサーバーで、手動割り当て設定ができるのは便利です。 →正常に動作しません。  最初に発見した方は、http://pc3.2ch.net/test/read.cgi/hard/1039382796/605です。 WAN側ポートのConnection Typeが手動で設定できます。 いわゆる相性の問題が生じた時にハブをはさまずに解決する可能性があるかもしれません。 WAN側MACアドレスは、自由に偽装可能です。 TX4Lシリーズは、NICのMACアドレスのみだったのでやはりZyXELのOEMではないのかな? システム情報にてWAN側DHCPクライアントの情報が見れますが、 リース期限も見れたほうが便利ですね。 MTU値がここで確認できるのは面白いです。 また、IPアドレスの解放と取得ができるのはいい点だと思います。 →早速バグ発見です(^^;  管理→システム情報のWAN側IPアドレス自動取得で解放をクリックしても  IPアドレスが解放されません。  ルータのシステム情報を見ると一見IPアドレスが解放されたかのように見えますが、  ルータからDHCPサーバー宛にDHCPRELEASEメッセージを送ってません。 時刻設定で、NTPサーバー名はドメイン名ではなくIPアドレスで入力しなければならない点が要注意。 有名なShields UP!!でWAN側ポートをポートスキャンしました。 IDENTがClosedなのは仕様です。 設定画面のTop→アドバンスト→ネットワーク設定→パケットフィルタで IDENTの要求を拒否するを無効にすればStelthにできますが、 IDENT要求の意味がわからない人はデフォルトのままの方がいいです。 Sheilds UP!!の結果 log fileの例です。 リーチでちゃんとRebinding期間に入ったときIPアドレスが更新されました。 http://www.airstation.com/menu/tech/adsl/xsp/ybb.html のReach DSLサービスのBLR-TX4Mの"メルコ確認済"は本当に動作確認をしたようです。 ================================================== BroadStation log file Station name=BLR-TX4M Ver.1.00 LAN MAC=00:07:40:??:??:?? LAN IP=192.168.11.1 ================================================== 1970年01月01日00時00分01秒 DHCPC Entered INIT state. (※1) 1970年01月01日00時00分01秒 DHCPC Entered WAIT_OFFER state. 1970年01月01日00時00分05秒 DHCPC Entered SELECTING state. 1970年01月01日00時00分05秒 DHCPC Entering Requesting state. 1970年01月01日00時00分09秒 DHCPC Get IP [wan0]=???.???.???.??? 1970年01月01日00時00分09秒 DHCPC Get Netmask [wan0]=255.255.254.0 1970年01月01日00時00分09秒 DHCPC Get Gateway[wan0][0]=???.???.???.254 1970年01月01日00時00分09秒 DHCPC Get DNS[wan0][0]=???.???.???.??? 1970年01月01日00時00分09秒 DHCPC Get DNS[wan0][1]=???.???.???.??? 1970年01月01日00時00分09秒 DHCPC Entering BOUND state. 1970年01月01日00時00分09秒 DHCPC Ready for user requests. 1970年01月01日12時00分01秒 DHCPC Entering RENEWING state. (※2) 1970年01月01日21時00分29秒 DHCPC Get IP [wan0]=???.???.???.??? (※3) 1970年01月01日21時00分29秒 DHCPC Get Netmask [wan0]=255.255.254.0 1970年01月01日21時00分29秒 DHCPC Get Gateway[wan0][0]=???.???.???.254 1970年01月01日21時00分29秒 DHCPC Get DNS[wan0][0]=???.???.???.??? 1970年01月01日21時00分29秒 DHCPC Get DNS[wan0][1]=???.???.???.??? 1970年01月01日21時00分29秒 DHCPC Entering BOUND state. 1970年01月01日21時00分29秒 DHCPC Ready for user requests. 1970年01月02日09時00分29秒 DHCPC Entering RENEWING state. (※2) 1970年01月02日18時00分57秒 DHCPC Get IP [wan0]=???.???.???.??? (※3) 1970年01月02日18時00分57秒 DHCPC Get Netmask [wan0]=255.255.254.0 1970年01月02日18時00分57秒 DHCPC Get Gateway[wan0][0]=???.???.???.254 1970年01月02日18時00分57秒 DHCPC Get DNS[wan0][0]=???.???.???.??? 1970年01月02日18時00分57秒 DHCPC Get DNS[wan0][1]=???.???.???.??? 1970年01月02日18時00分57秒 DHCPC Entering BOUND state. 1970年01月02日18時00分57秒 DHCPC Ready for user requests. (※1)電源を切った時、時刻が記憶されません。 (※2)Yahoo!BBリーチDSLなのでRenewing期間に入ってもIPアドレスの更新ができないのは正常です。 (※3)Yahoo!BBリーチDSLなのでRebinding期間に入るとIPアドレスが更新されます。 ACアダプタは、 Model No: UL110-0515 Input:AC 100-120V 18VA 50/60Hz 0.3A Output:DC 5V 1.5A BLR3-TX4Lのものと同じですね。 ZyXELのOEMだ!とはっきりすれば色々と弄りまわしたいのですが たぶん違うのでレビューを書く気がなくなりました(笑) とりあえず、しめは分解ということで。 基盤 まず、目に入ってくるのがKENDIN KS8695。Micrel Inc.製のようです。 カタログは、http://www.micrel.com/_PDF/Kendin/ks8695.pdf カタログからの引用でスペックは、 ARM922T high-performance CPU core 185 MIPS ARM922T core at 166Mhz 8KB l-cashe and 8KB D-cashe Memory Management Unit(MMU) for Linux 23-bit ARM & 16-bit Thumb instruction sets KENDIN KS8695 次に、40ST1041AX。 Bothhand製、40PIN SMD ETHERNET 100 BASE-TX HIGH SPEED LAN MAGNETICSらしいです。 カタログは、www.bothhand.com/products/100BaseT/ 40ST1041AX-1_S_-RevA4-020920.pdf LANコントローラかな。 Bothhand 40ST1041AX, TS6121CX そして、TS6121CX。 Bothhand製、10/100 BaseT Pulse Transformer (SMD) Small Size カタログは、http://www.bothhand.com/products/100BaseT/TS6121A-TS6121K.pdf SDRAMはEtronTechのEM638325TS-6 2M×32bit、周波数は、166MHz カタログは、http://www.etron.com/img/pdf/SDRAM/64Mb/2Mx32/Em638325(Rev%200.8).pdf EtronTech EM638325TS-6 結論は・・・何もありません。 Webでの設定画面のTopが格好良いというのと、 付属品のフラットLANケーブル(30cm)はいいですね!便利です。

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